「調剤薬局における管理栄養士の役割と薬剤師とのチームワーク」の
バックナンバーを公開しました
「調剤薬局における管理栄養士の役割と薬剤師とのチームワーク」の
バックナンバーを公開しました
松田:
みなさんこんにちは。平野薬局のまつだです。
今日は平野薬局で働く管理栄養士さんの紹介をしたいと思います。
平野薬局には現在4名の管理栄養士さんが働いていて、うち、1名は産休中です。
今日はそのうちの一人、真鍋さんにお話を聴いていきたいと思います。
真鍋:
こんにちは
松田:
今回はプライバシーに配慮して音声だけの出演とさせていただきます。よろしくお願いします。
松田:
そもそも管理栄養士さんとはどういう職業なんでしょうか。栄養士さんとはどう違うの?
真鍋:
主な違いは、栄養指導をする対象の方が違います。
栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格で、主に健康な方を対象にして栄養指導や給食の運営を行います。
管理栄養士は厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、
栄養管理を行っています。
松田:
真鍋さんはなぜ薬局で働こうと思ったのですか?
真鍋:
以前は給食会社の栄養士として働き、病院などで食事の提供を行っていました。
そこで実務経験を重ね、管理栄養士の国家試験の受験資格取得を機に、もっと直接人と関わり、食生活での困り事に寄り添いたいと思うようになり、転職に至りました。
松田:
では実際に薬局で管理栄養士の仕事はどういったことをしていますか?
真鍋:
主に栄養相談をしています。
薬局に来られた患者さんで食生活で困り事がある方にお話をします。
定期的に薬をもらいに来られる患者さんはお話しする機会が多くなるので、信頼関係も生まれてきて頼ってもらえることもあります。
他には、下記のような取り組みもおこなっています。
・健康教室の企画運営
・健康レシピの作成
・栄養相談
・地域サロン等での講師
・社内の健康経営担当
・薬局事務 など
試行錯誤して考えたレシピをおいしい、今度作ってみる、と言われることは嬉しいですし、励みになります。
松田:
このように薬局に管理栄養士さんがいるメリットはたくさんあります。
「医食同源」という言葉があるように、健康作りは日頃の食生活が大切です。
食事について、その分野のプロが薬局にいるということは、非常に心強いです。
例えば「血圧が高めなので塩分控えめにしてください」とお医者さんからいわれたときに管理栄養士さんにお話ししてもらうと、
その人の食生活で問題になっていることやどうしたらいいのか改善提案を無理なくお話してくれるので、私たちもなるほどと感心してしまうことが多々あります。
管理栄養士さんと薬剤師が連携して患者さんをフォローしたり、一緒に健康づくりをしていくことも、平野薬局ならではの魅力だと思います。
他にも社内の健康経営にも大きくかかわっていただいていますが、それはまた別の機会にお話しできればと思いますので、今日のお話はここまでです。